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Channel: Britain Park  - 英国政府観光庁 -
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Peppermint Tea Remedy

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げほげほ、こんにちは。ブリ吉です。

このところずっと咳に悩まされております。

数週間前に、所要で飛行機に乗ると、サラリーマンの皆さんが全員咳をしているんです。「俺にうつすなよ!」と心の中で呟き、睨みつけると、なぜかどの殿方も同じ目線で語りかけるように睨み返して来るんですね。

「ふん、お前も風邪で苦しんでしまえ」と伝わって来るようで、なんだか悪意に満ちた目の光なのです。悪の心でも目は輝くのですね。男の気持ちは常に戦闘状態にあるのでしょうか。ブリ吉はどちらかと言えば、大柄で強面なのですが、小柄な企業戦士たちの咳の仕方はとても挑戦的でした。人生余裕が欲しいものであります、はい。笑!

ブリ吉は、善の力で悪を駆逐しようと思ったのですが、胸から沸いて出るようになった悪の咳は2週間も経つと、腹筋と背筋を傷めつけ始めました。思い余って、主治医の元へ行くと、「バカなこと言ってないで、さっさとこれを吸引しなさい」とステロイド剤の吸引薬を処方されました。

 


なんとグラクソ・スミスクライン社のものです。やはり日英の経済のパイプは太い!元々はビーチャム製薬と言われた英国の会社です。ブリ吉が渡英した80年代は風邪薬と言えば、ビーチャムと言われる時代でした。会社名が変わった今でも商標名は残っています。 


飲み難い粉薬(パラセタモル、アセトアミノフェン)をお湯に溶かして甘酸っぱくして飲むというのは、なんともコンフォート感があって好ましい薬ですが、この薬はなぜか日本では認可されないんですね。英国では常備薬なのに。

ともあれ、ステロイド剤を吸引しても即効性があるわけでもないので、咳はときどき発作的に連続します。でも、さらに薬の数を増やしたくないので、民間療法はないものか、とネット検索すると「ペパーミント茶」が出て来ました。

英語でも表題のようにPeppermint Tea Cough Remedyとありました。ご存知のようにremedyとは治療のことですから、昔から咳にはペパーミントが使われたということでしょう。ブリ吉も普段からT社の茶袋(Tea bag)を愛用しているので、さっそくいつものようにマグカップに湯を注いだのですが、このパッケージの絵に気付きました。「あ、今はこの花の時期ではないかしらん?」

 


拙宅庭にPeppermintの藪があるのを思い出し、少しだけ摘んで参りました。

 


そんで、葉をちぎっては投げ、千切っては入れて、生のペパーミント茶を淹れてみました。

 


生々しい草いきれを吸い込むようで、まあまあのリフレッシュ感はあったのですが、たぶん、このpeppermintの葉をよく乾かしてから湯に漬けた方が味わいはさらに良いのかもしれないと思われました。


ブリ吉が初めて生のPeppermint Teaを頂いたのは、もう20年ほど前に英国のどこかのマナーハウスでした。それはとても美味しかったのですが、今回の拙宅庭のミントの葉はイマイチでした。また、今まで一番おいしかったミント茶はロンドン・ソーホーにあるYau-at-Chaでした。でも、10年ほど前の話ですから、今のことは判りません。


で、ブリ吉の咳はどうなったかって? たぶん、刺激が少なくて暖かい飲物であれば、なんでも咳の発作を鎮めてくれるのではないでしょうか。体質にも拠りますが、生姜とハチミツのお茶も良いそうですね。あ、ここでは ☆☆☆ジンジャー&ハニー☆☆☆とカッコよく言わなくちゃいけないんでしたっけ?

因みに風邪の感染期間はとっくに過ぎていますので、街でブリ吉を見かけても逃げないで下さい。

以上、ブリ吉でした。げほげほ。



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