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Channel: Britain Park  - 英国政府観光庁 -
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ロック史に名を刻むマンチェスターの名ホテル

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皆さんこんにちはー♪ブリ奈です。

今日もアクセスありがとうございます!

 

本日は、英国政府観光庁のミュージックをテーマにしたプレス・ツアーに参加していただいている油納将志さんがマンチェスターにある名ホテルのロックとのつながりを紹介してくださいます♪

 

 

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マンチェスターでの宿泊先であるRadisson Blu Edwardian Manchesterはロックとの深い関わりがあると、前回そう結びましたが、最も有名なのがRadisson Blu Edwardian Manchesterの前身であるフリー・トレード・ホールで66年5月17日に行われたボブ・ディランのライヴです。

 

 

 


『ロイヤル・アルバート・ホール』
ボブ・ディラン
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
1998年発表

 

当時のディランはアコースティック・ギターを用いたフォークスタイルからエレキ・ギターのロック・スタイルへと転換した時期でしたが、従来のファンの多くからその路線変更は拒否され、ライヴでは大きなブーイングだけでなく、演奏を邪魔するようなリズムから外れた手拍子や足踏みまでが巻き起こっていました。

 

 

そんな逆風の中でもディランは自らの信念を貫くように、エレキ・ギターをかき鳴らします。そんな 互いの緊張感が破裂したのが、先に述べたフリー・トレード・ホールでのライヴでした。

 

 

ディランたちがラスト1曲前の「やせっぽちのバラッド」を歌い終えた後、次の曲の準備をしていた時に観客から「ユダ!(裏切り者の意味)」と叫び声が上がります。

 

 

観客の多くが賛同の拍手を送る中、ディランは「I don't believe you(お前のことなんか信じない)」「You're a liar(お前は嘘つきだよ」と吐き捨て、「Play it fuckin' loud(さあ、やかましくやろうぜ)」と後にザ・バンドへと発展するバックを務めるザ・ホークスの面々に告げ、ラストの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を8分にわたって演奏。

 

 

その迫力に圧倒されたファンが思わず拍手する中、ディランは「サンキュー」と一言告げて、ステージを後にしたのでした。

 

 

この時のライヴは長く海賊盤で出回っていましたが、98年に正式にリリース。しかし、海賊盤のタイトルが“ロイヤル・アルバート・ホール”だったために、マンチェスターのフリー・トレード・ホールのライヴにも関わらず、そのまま発表されてしまいました。

 

 

 

 

 


『ライヴ'76』
セックス・ピストルズ
ユニバーサル インターナショナル
2016年発表

 

まさにロック史における重大事件がフリー・トレード・ホールで起こったわけですが、そのちょうど10年後にもまたしても歴史的なライヴが行われます。

 

 

地元マンチェスターを代表するパンク・バンド、バズコックスのハワード・デヴォートとピート・シェリーによってロンドンから招聘されたセックス・ピストルズが、76年6月4日にフリー・トレード・ホールでライヴを行いました。

 

 

そこには後にジョイ・ディヴィジョンとなるイアン・カーティス、バーナード・サムナー、ピーター・フック、スティーヴン・モリスの4人、彼らが所属していたファクトリー・レコードのトニー・ウィルソン、モリッシー、ミック・ハックネルらの顔がありましたが、集まった のはたった40人ほど。

 

 

しかし、彼らが受けた衝撃はとてつもなく、それぞれの音楽に大きな影響を与えました。

 

 

ほかにもピンク・フロイドやT・レックス、ポール・マッカートニー&ウイングス、クイーン、マイルス・デイヴィス、ビーチ・ボーイズなど、そうそうたる面々がフリー・トレード・ホールで公演を行っています。

 

 

 

 

 


『24アワー・パーティー・ピープル』
メディアファクトリー
2003年発売

 

その様子は映画『24アワー・パーティー・ピープル』にも描かれていますが、ちょうど今年8月にピストルズのデビュー40周年記念として、まさにその時のライヴ音源を含めた『ライヴ'76』もリリースされています。

 

 

 


ノエル・ギャラガーのサインも

 


そんなロック・ファンにはたまらないエピソードばかりでなく、泊まったアーティストのサインも飾られているRadisson Blu Edwardian Manchester。

 

 

ディランやピストルズが演奏した場所で一夜を過ごせるなんて、考えただけでも興奮してきますよね!?

 

 

次回はマンチェスター市内の音楽スポットやレコード店を紹介します。

 

油納

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ロックとのつながりが深い英国でのロック史巡りわくわくしますね!音楽スポット・レコード店巡りではどのような英国ロックが見れるのか、次の連載も楽しみですね♪

 

 

 

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