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ビアトリクス・ポター縁の地、湖水地方を訪ねよう!

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今年はビアトリクス・ポター生誕150周年。
Ricaauthorさんが、ビアトリクス・ポター縁の地、湖水地方よりレポート。



9ヶ月ぶりにイギリスに来ています。先月、湖水地方に行く機会がありました。10年ぶりでしょうか。取材で何度も訪れた土地です。
今年はピーター・ラビットの絵本の作者、ビアトリクス・ポターの生誕150周年。先日、7月28日は彼女のお誕生日でした。1943年に亡くなったポターは28冊の本を出版、それらは35ヶ国語に翻訳され、発行部数は世界じゅうで1億部を超えています。

ロンドンで裕福な家に生まれたポターは、少女時代から湖水地方で家族と休暇を過ごしてきました。




女の子だからという理由で、学校ではなく家庭教師から勉強を教わった孤独な少女は、
自然に動植物を愛するようになり、それらの観察をもとに美しいスケッチ画を描くようになりました。

湖水地方といえば、同一帯で採掘されるスレート(切石)を積み上げた家が特徴。これを見ると、北イングランドへ来たなあという気がします。



ウィンダミアのギフトショップ



イングランド最大のウィンダミア湖。その湖畔、ボウネス・オン・ウィンダミアには『ビアトリクス・ポターの世界』アトラクションがあります。




『ビアトリクス・ポターの世界』の隣にある子供服店兼おもちゃ屋さんで。1902年に最初に出版されたピーター・ラビットのシリーズって、いわゆるキャラクターものの走り。
こちらはハリネズミのティギー・ウィンクルおばさん。彼女たちがどんな物語を展開するのか、自然に気になってしまう。




ねずみのハンカ・マンカ。赤ちゃんがいるのですね。



ビアトリクスの人生は、ビクトリア時代の女性のしがらみを体現するものだったと言えるかもしれません。
彼女をあくまでも淑女に仕立て上げようとした母親は、彼女の絵本作家としての成功も、出版社の担当編集者との恋愛も(相手の家が格下だからという理由で)何をするにも否定的で大反対(彼は婚約直後、病死)。


ビアトリクスは印税で湖水地方の土地を買い、それを環境保護団体ナショナル・トラストに寄付するようになります。その活動を通して知り合ったこの地方の地元の弁護士と47歳で結婚(もちろん母親はこれも大反対)。それを機に、湖水地方へ移り住んだビアトリクスは、その後は羊の繁殖で表彰されるなど、農場経営と環境保護活動に専念していきます。ビアトリクスの人生は、数々の試練や制約があっても、それをバネにして、多くのことを達成できることを教えてくれるものでしょう。


ピーターラビットTM日本公式サイト

ビアトリクス・ポターの世界アトラクション 

ビアトリクスが最初に自分で湖水地方に購入した 農場ヒルトップも、ナショナル・トラストが管理しています 

 

ロンドンのビクトリア&アルバート美術館で「ビアトリクス・ポターのロンドン」という企画展もやってます。

来年4月28日まで開催中。入場無料 



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