初めまして。今回ご縁があり、ケンブリッジの観光記事を書かせていただくことになりました。篠原肇(しのはらはじめ)と申します。ケンブリッジ大学で物理学専攻の博士課程に在籍しています。ケンブリッジの観光地のほか、にさらに興味がある方は、こちらのブログを参照いただければ幸いです。(はじめのすすめ)
ケンブリッジは、オックスフォードに次ぐ、イギリスで2番目に古い大学であるケンブリッジ大学がある都市です。ロンドンから電車で約1時間北東に向かったところにあります。1209年という日本では戦国時代に相当する大昔から大学が発展してきたこともあり、特に学術に関係した観光名所が多く残っています。
ケンブリッジの観光は大きく分けて3つに分けられます。カレッジ、ミュージアム、パンティング。順に見ていきましょう。
ケンブリッジへのアクセス
ケンブリッジ駅からの町の中心までは、約徒歩で15分ほど離れています。以下地図を参照ください。
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(Google map)
カレッジ編
ケンブリッジ大学は31のカレッジと数多くの学部で構成されています。正規学生はカレッジと学部の両方に所属する必要があります。このシステムを説明するのは容易ではなく、在籍3年目の今でも正確には分からないところが多い状況です。正規学生でないと、様々な不都合が生じます。例えば、世界最大級の大学対抗戦としてもしられるオックスフォード・ケンブリッジ対抗戦(バーシティマッチ)への出場権もありません。
さてそんなカレッジ群も観光名所としてしられています。今回は特に観光名所として名高いカレッジを紹介します。
キングスカレッジ
「ケンブリッジ大学」と検索して最も多く、上位に写真が上がるのが、このキングスカレッジチャペルです。キングスカレッジチャペルは、1441年にヘンリー6世によって建設された垂直方式の代表的なゴシック建築です。入場料は8ポンドほど。入場口は正面の通りであるKing’s Paradeから奥にはいった卒業式が行われるSenate Houseの裏側辺りにあります。
なお雪が降るとこんな感じです。
トリニティカレッジ
トリニティカレッジは、セントジョンズケンブリッジで最もお金持ちのカレッジとしてしられており、数々の著名な卒業生を輩出しています。トリニティカレッジの入り口はこちらのグレートゲートと呼ばれる大きな門が目印です。
門の右脇には、なにやら大事に育てられているように見受けられる一本の木が立っています。
こちらは看板などの何の説明もないのですが、万有引力の発見者として名高いアイザック・ニュートンが、その万有引力を発見したリンゴの木の末裔といわれています。(偽者という説もあり。)
セントジョンズカレッジ
セントジョンズカレッジは、トリニティから向かって北側にあります。映画「Theory of Everything」の主な撮影舞台ともなっているカレッジです。このカレッジには、ため息の橋と呼ばれる橋があります。ため息の橋自体は、イタリア・ヴェネツィアにもあります。
諸説あるようですが、この橋は、宿舎と試験場をつなぐ橋であるため、生徒がため息をする橋とよばれるようになったようです。
トリニティとキングスの間には、スティーブンホーキングが現役で教鞭を執るゴンヴィルアンドキーズカレッジや白洲次郎が一時在籍していたというクレアカレッジもあります。クレアカレッジには孔子像が立っています。
さらに南下すると、数学の橋の架かるQueens’ Collegeなどもあります。数学的に計算されて建設されたため、釘を全く使わずに建てられたといわれることからそういわれていたようですが、実際にはそうではない様子。正式名称は木の橋です。
ちなみに筆者はジーザスカレッジに所属しています。ジーザスカレッジは町の北側の少々離れた土地に位置しているため観光で訪れる人はほとんどいません。しかし変わったオブジェやケンブリッジで最も古い建造物であるチャペルがあったりと、見所はあるので、お時間があれば是非お立ち寄りください。
尚、カレッジは、時期によっては入場が出来ません。学部生の試験期間に当たる時期(4月上旬から6月上旬)は相当厳しくなっています。時期には気をつけましょう。
関係者以外は入れない場合はこういった看板が立てられている。
次回は数多くある各種ミュージアムをご紹介いたします。
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