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主体性を求められる運転と歩行者

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ブリ吉です。

「英国の郊外で運転すると幸せな気分になれる」と日本人の友人たちが言います。

一番の理由は信号が少ないからでしょう。

ロンドンの中心から20キロも離れると郊外です、住宅地やゴルフ場沿いの道を快適に駆ることが出来ます。英国の交通は基本的にほとんど日本と変わりませんが、特に気をつけなくてならない2つの点を挙げてみましょう。

ひとつはラウンド・アバウト。もうひとつは、歩道と車道との区分です。

主体性を求められる運転と歩行者

英国の車両は日本と同じ左側通行なので、ラウンド・アバウトも時計まわりになります。

英国に信号が少ない理由は、このラウンド・アバウトがあるからです。ラウンド・アバウトでは、右から来る車を優先し、自分の進路に向かうだけです。

ルールは基本的にそれだけです。

主体性を求められる運転と歩行者

植木屋さんたちがラウンド・アバウト内の花壇を作っています。作業車両に後続車がぶつからないように、且つスムーズに交通が出来るようにという配慮のもと、8つのコーンが立てられています。

原則として、ラウンド・アバウト内で車両の駐停車は禁止です。
この場合は作業用車両ですので、警察から特別な許可が出ています。


つまり、右から車が来なければ、あるいは、今進入しても右から来る車と衝突しないと自分で判断して、一時停止せずラウンド・アバウトに進入してもいいのです。

主体性を求められる運転と歩行者

青い車両は12時の方向、緑の車両は3時の方向、そしてオレンジの車は9時の方向に進むと表現します。ウィンカーはひとつ前の出口を通過する時点で左側を点滅させながら、意図する方向に進入していきます。


停まる必要が無いだけに渋滞しませんので、快適に感じます。進路が判らなくなったら、判るまで、右に方向指示を出しながら、ずっとラウンド・アバウトの中を回り続けてもいいのです。

次に、車道と歩道の区分ですが、歩道がある場合は、歩行者はその道で保護されているので、車が歩道に乗り上げて駐車でもすれば、道交法違反になります。丸く黄色いライトの点滅する横断歩道では、歩行者を優先しなければなりません。

主体性を求められる運転と歩行者


前方から来た2トントラックがご夫人のために停止しています。黄色く点滅するライトのある横断歩道では、安全を確認することもなくスタスタと歩き始めてしまう歩行者も多いのでご注意を。

また、車道の真ん中にはアイランドと呼ばれる中央分離島があり、その島を使って歩行者は自分の判断で車道を横断出来ます。

主体性を求められる運転と歩行者


トラフィック・アイランドは道路中央にあり、歩行者の安全が確保されています。
ここでは、渡るべきか渡らざるべきか、歩行者に主体的な安全の判断が委ねられます。

主体性を求められる運転と歩行者


ラウンド・アバウトと横断歩道です。ジグザグの側線は前方に横断歩道があるよ、と教えてくれるものです。

ラウンド・アバウトの進入はドライバーの判断、アイランドでの横断は歩行者の判断で可能であるということです。つまり、交通する人々それぞれ、本人の主体性が求められるわけですね。

信号機のシグナルに従うことは、自動車の場合、日英どちらも厳守ですが、歩行者の場合、英国では何の交通も無いとき、あるいは完全な安全が確認できるとき、英国のお巡りさんは赤信号で歩行者が道路を横断しても注意することはありません。

それは日本では信号無視と言われるかもしれませんが、英国では安全を無視しているわけではないので、自己責任の範囲で有効なのですね。その自己責任を自覚しているからこそ、主体性を持った判断が可能になり、ドライブも歩行者も幸せな気分になれるのではないか、と思うのです。

皆さんも英国で主体的な判断を試してみては如何でしょう。

もちろん、自己責任でお願い致します。笑!

ブリ吉

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