ラグビーワールドカップの舞台は、想像以上にエキサイティング！

ブリテンパークにゲストで登場、トラベルジャーナリストの小野アムスデン道子です。

9月18日に開幕を迎えた「ラグビーワールドカップ（RWC）2015」の闘いの舞台は英国。ラグビーやフットボール（サッカー）の聖地はじめ、一度はゲームを観戦したみたいスタジアムばかり。ラグビーは、英国伝統のスポーツだけあって町をあげての歓迎の様子も含めて、レポートいたします。

ロンドンまではエミレーツ航空の翼に乗ってドバイ経由で。飛行機に乗っていること自体が楽しいエアライン。何といっても映画だけでも500本以上というエンターテイメントシステムの充実ぶりと、クルーのさりげない気配りで快適なフライト。ご飯がおいしい機内食もうれしい。

　ロンドンでの滞在は、スタジアム見学に便利な地下鉄ジュビリーラインのサザーク駅に近いサウスバンクのお洒落なモンドリアンホテル。テムズ川沿いで、取材の合間にちょっとお散歩が気持ちよく、モダンアート・ファンにおすすめの美術館、テート・モダンもすぐ。入場無料です！

　さて、まずはジュビリーラインに乗って、サザーク駅から北西のウェンブリー・パーク駅に。RWCのグループリーグ会場の一つ、フットボールの聖地であるウェンブリー・スタジアムへ。サッカーのイングランドチームのホームで、９万人を収容する屋根付きスタジアムは世界最大級。赤いシートが美しい。ここのスタジアムツアーは、大歓声に包まれてピッチ・トンネルを通ったり、サッカー・ファンにはたまりません。私は訪れた時はRWC用に芝生のお手入れ真っ最中。

　ホテルに戻ってサウスバンクをうろうろしていると、名物ロンドンアイもRWC仕様に！シャンパーニュを飲みながら、ロンドン一望というセレブなことも可能な大観覧車です。

　　翌日、ジュビリーラインを今度は東に、ストラットフォード駅へ。ここロンドン五輪の舞台だったクィーン・エリザベス・オリンピック・パークでもRWCのゲームが行なわれます。広大な緑の公園内にはスタジアム以外にも、アルセロール・ミッタル・オービットと呼ばれる展望塔やレンタルの自転車で敷地を走り回れるリー・バレー・ベロパークなどもあって楽しめます。この爽快感は病みつきになりそう。

　さて、ラグビーの元は英国のラグビーの町にあるラグビー校という高校だってことを知ってますか？ラグビーの正式名は、ラグビーフットボールで、中世には村対抗で何百という人がボールを蹴って一点先取を競いあう激しいゲーム。ボールを手で持つのも乱闘も、なんでもありだったらしい。ラグビーの町の名門パブリックスクールであるラグビー校で、1823年にウィリアム・ウェブ・エリスという少年が、ボールを手に取ってゴール目指して疾走（ランニングイン）したことからラグビーが誕生したという伝説が残っています。1845年には、このラグビー校の学生達が初めてフットボールの試合規則書を作り、今日のラグビーの元となっています。