皆さま、こにちは。牧歌ブリ吉でございます。
ちょっと前のFoodexの記事以来、日ごろからウェールズを気にかけております。
と言うのも、頂きものの ↓ のボトルを半分も開けたところで、ウェールズ政府代表事務所の所長さんから伺った話では、「今のところ、あのボトルは日本に5本しかないのですよ」とのことなのです。そのうち一本が何故か拙宅にあって、「美味い、旨い」と大した考えもなく、毎日啜っておりましたら、そんなお言葉を受けたわけです。所長さん曰く、「お宅にあるのは、イベントをさせて頂いた御礼として置いて行ったものです。楽しんで頂けたら幸いです」と言われても、なにやら恐縮するばかりです。
【ウェールズに行かないとなかなか買えませんが、イングランドの量販店でも探せば見つかるそうです。価格は35ポンドから上限なしの逸品】
で、所長が仰るには「ウェールズの食塩もお持ちしたんですが…」とのこと。
それが、 ↓ これです。早速、チャコール塩を使って、ローストビーフを作ってみました。
ローストビーフ用の肉に塗りたくって、焼いてみました。見た目真っ黒であります。
出来上がりはこんな感じ。炭塩(チャコール・ソルト)はコクがあっていい香りです。
ウェルシュ・ウィスキーPenderynの水割り(2倍に希釈して氷は2個くらい)にも合います。
水割りは冷た過ぎると、香りや旨みを損なうので、氷無しでもいいくらいです。
炭塩の風味は、シングルモルトのフレーバーにマッチングし、食欲が増します。
栄養のバランスを考えて、このような食事になりました。薄くスライスしたローストビーフで、その下にある大量の水菜を包んで頂きました。グレービーソースは極めてシンプル。バターとワインと肉汁とバルサミコ酢を煮詰めただけです。白いペーストは日本のS&B社のホースラディッシュ。
因みに他のお皿は、左上がフルーツ人参サラダ、真ん中の魚類は築地の西京漬屋から仕入れたハラモと、ダシで煮てからちょっとだけ桜のチップでスモークしたスコットランド産の牡蠣と埼玉産の菊菜(春菊)です。全部ブリ吉が材料から仕込みましたぜよ。
主「夫」ですから!
一般によく聞かれるのは「お宅のような国際婚家庭ではどんな料理を食べているんですか」という質問。仕事柄、世界中に棲んでおりますので、それぞれの国で見つけた食材を自分なりにカスタマイズするわけなので、20年前にはフュージョンとカック付けてほざいておりましたが、今ではマイ・カスタムメイド・ディッシュということにしています。どちらにしても国籍不明ですね。
日本放送協会の連ドラ「マッサン」で多用された「スモーキーフレーバー」はウィスキーだけでなく、燻製料理に欠かせないものであります。和食の炭火焼料理とか、燻製品とか、その辺りの食材はスモーキーフレーバー同士で最高のマッチングであると、個人的に思う次第です。同じ材料で燻製しても温冷の違いや、食材の違いでまったく異なる味わひが引き出されるのです。
和食の中でも、最高の逸品と言えば、燻(いぶ)りガッコ(秋田名産「燻製沢庵」)であります。
この燻りガッコとスモーキーフレーバーのウィスキーとの相性は、どなた様も文句のつけ様がないのではないでしょうか?
進化系はこちら ↓
クリームチーズを添えて、もうタマラン味わひなのであります。
日本に輸入されていないのは仕方ないので、さあ皆さん、燻りガッコを持ってウェールズに行きましょう。
但し、空港検疫で燻りガッコが没収されても、ブリ吉は責任を負いかねますので、とりあえず日本でなかなか飲めないPenderynを、ウェールズまで頂きに行く夏にしてみたいですね。ね?
ウェールズには「いや、英国内で充分売れでっから、日本に輸出するまでも無ぇべさ」という考えの企業が多いそうですが、「そぅいうもんさ探しに行ぐ旅は、どんなもんだべか?」(いぶりガッコの里、秋田弁?)
ブリ吉はスコットランドで、スモーキーフレーバーのガッコを作る最初の日本人になろうと決心しました! ・・・はい、もちろん冗談です。でも、スモーキーフレーバーであるだけに、燻りガッコは蘇格蘭人に受け容れられると思います。来週英国商工会議所のミーティングにスコットランド人が数名参加するので皆に振る舞ってみます。
「へばだば、やってみっか」
以上、ブリ吉でした。
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