皆さま、こにちは。
牧歌ブリ吉でございます。
基本的に英国を拠点とする生活をしているのですが、ここ数年、英国の持家は人に貸しておりまして、ちょっとの期間帰英するとなると、実はブリ吉はホームレスなのであります。
【テナント募集の看板はTo Let。ブリ吉宅は現在Let by somebody で、家主本人はホームレス】
んで、短期的な帰英が決まると、1週間単位で契約するアパートを借りるんですが、契約が日割りで出来ないので、数日間の宿泊期間を埋めるのに、ロンドン近郊の友人宅や親類宅を利用させて貰うんですね。
【え~とぉ、ロンドンはどっちだい?】
そうすると、その家からロンドンに行くのが結構ややこしかったりします。
ナショナル・レイルのウェブサイトに入ると、「あれ?どのロンドン駅に行けばいいんだろう?」と迷ってしまうわけです。
まあ、今時はGoogle Mapを使っておけば、最寄の駅とロンドンの目的地を入力すれば、ロンドンのどの駅に到着するかは直ぐに判るようになりましたが、初めてロンドンに来た1980年代には、「あれ?ロンドンの駅っていくつあるの?」と戸惑ったものであります。
ブリ吉の言うロンドン駅とは、フェアゾーン1(料金区間)の中にあり、且つ始発と終着のターミナル駅となるナショナル・レイルのロンドン駅群のことです。
【フェアゾーン1は地図の真ん中の白い部分】
で、ロンドンの18駅すべてをここに書き出すと、読む皆さんも大変なので、以下のウェブでご覧ください。
最初の戸惑いはイングランド南東部のカンタベリー辺りから、イングランド北西部のマンチェスターに行かねばならない時のことでした。
まず、ロンドン・ヴィクトリア駅に着いてから、ロンドン・ユーストン駅までは地下鉄を乗り継いで行く、というルートでした。
同じロンドン駅同士なのに、ロンドンの南側にあるヴィクトリアから、ロンドンの北側にあるユーストンまで地下鉄で10分近く掛かります。しかも、大荷物を抱えているので、狭い地下鉄の道中は結構シンドイのであります。
まず、ロンドン・ヴィクトリア駅に着いてから、ロンドン・ユーストン駅までは地下鉄を乗り継いで行く、というルートでした。
同じロンドン駅同士なのに、ロンドンの南側にあるヴィクトリアから、ロンドンの北側にあるユーストンまで地下鉄で10分近く掛かります。しかも、大荷物を抱えているので、狭い地下鉄の道中は結構シンドイのであります。
【ロンドン・ブラックフライアーズ駅はテムズ河の上にプラット―フォームがあります】
「ロンドン駅を一ヵ所に集中させて、そこから放射状に英国中の主要駅と繋げばいいじゃんか」
と、ロンドンの歴史をまるで無視し、恐れを知らぬ日本人の若者は、勝手な想像をしたものであります。
在英邦人サラリーマンだった頃に、ブリ吉が最も利用したロンドン駅と言えば、ヴィクトリア駅です。
【ロンドン・ヴィクトリア駅。主要駅はどこもホテルが併設されています。プラットフォームは開業時の蒸気機関車仕様のまま。構内に煙の充満しないアーチ型です】
通勤で毎日使っていた同時刻の列車が、駅に着くなりIRA暫定組織(http://en.wikipedia.org/wiki/Provisional_Irish_Republican_Army)による爆破に遭ったものの、その日は、たまたまヨーロッパに出張していて命拾いしたとか、連絡も寄こさずに英国出張に来ていた大学の後輩が突然視界に入ってきて、「何やってんだ。こんなとこで!」と駅構内でお互いがびっくらこいて抱き合ったなどなど、思い出深い駅であります。因みに、現在はIRA暫定組織による危険はありません。
【ロンドン・ヴィクトリア駅から南方向を臨む光景。4本の煙突は悪名高き(?)発電所跡】
ブリ吉に限らず、駅には皆さまそれぞれの思い出があると思います。
かつて、と言っても船の時代ですから、40年ほど前までは、大陸から英国に渡った人々の待ち合わせ場所がこのヴィクトリア駅でした。特に目印となったものがあります。
1964年までヴィクトリア駅に建っていたリトル・ベンです。大陸から船でフォークストンやドーヴァーの港からブリティッシュ・レイル(ナショナル・レイルの前身)に乗ってやってきたフランス人やドイツ人の待ち合わせ場所として1892年から1964年までの約70年間活躍したのです。日本で言えば、渋谷のハチ公前ですか…ね。
【本物のビッグ・ベン。この交差点は世界初の交通信号の実験場所でもあるんですね】
リトル・ベンは道路拡張のために、1964年に一旦撤去されたのですが、1981年のダイアナ妃のご成婚の記念碑として、フランスの石油会社の厚意によってこの画像(2005年撮影)の場所に再建されました。しかし、リトル・ベンは2012年にまたまた撤去されました。現在ヴィクトリア駅は大規模な改修中ですので、2016年にはこの辺りに再びリトル・ベンが現れるとのことです。
まだ、2015年の1月ですが、今から2016年に向けての旅支度は如何でしょうか?
ロンドン・ほにゃらら駅巡りも楽しからずや。
以上、ブリ吉でした。
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今月末まで『ロンドン・パス®』が2014年の値段で購入可!
ロンドン・パス®は、60ヶ所以上あるロンドンの観光スポットで自由に利用できる観光パスです。
http://bit.ly/1DJAB2R
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