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スペイサイドの中で最も小さい蒸留所 ベンロマック蒸留所

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みなさんこんにちは、ブリ子です。

今日はよいお天気でしたね。みなさんゆっくりできましたか?
さて、今日は昨日の続きでモルトウイスキーの名産地であり、アイラ島と並んで「ウイスキー通なら一度は訪れてみたいウイスキーの聖地」スペイサイドの蒸留所レポートです。

「マッサン」では、いよいよマッサンとエリーが北海道の余市へマッサンの工場をつくることになりましたね!今では英国のウィスキー品評会で金賞を受賞するようになった日本国産ウィスキー。これは本当にすごいことですよね。


ウイスキー街道へのアクセス

点在する蒸留所をつなぐウイスキー街道の出発点はアバディーン出発ならばキース、インヴァネス発ならばフォレスから始めましょう。もともとこのエリアの蒸留所は密造を起源とする為、人里離れたピート(泥炭)をふんだんに含んだ水質の良い山間にある蒸留所が多いのです。「マッサン」も北海道の余市にスコットランドと似た土地を見つけたと興奮していましたよね。



そのため、訪れたベンロマックや、アベラワー、グレンフィディックのようにバスでもアクセス可能な蒸留所はごくわずかで、殆どの蒸留所は車がないと訪れるのは難しいです。基本的に蒸留所巡りには、レンタカーを使うことをお勧めします。ただしレンタカーだと蒸留所巡りの楽しみである、テイスティングができませんので、ツアーに参加したほうが楽かと思います。


エルゲンにあるウィスキー専門店


Forres  フォレス 
スペイサイドの中で最も小さい蒸留所 Benromach Distillery ベンロマック蒸留所
http://www.benromach.com/

記念すべき最初の蒸留所見学は、フォレス村の中心から徒歩10分程のところにある、スペイサイドで最も規模の小さな蒸留所 Benromach Distillery。



1898年創業、その後何度か閉鎖を繰り返し、1993年にモルトウイスキーの老舗である Gordon&MacPhail 社によって大規模な改修工事が行われ、設立から100年目を迎えた1998年、チャールズ皇太子立会いの下、蒸留所の再開が発表されました。
ブリ子が訪れた当時はスタッフ4人で切り盛りしているということでした。


前夜宿泊したクリュニーバンクホテルのオーナーが親切に蒸留所まで送ってくれ、やや緊張気味にドキドキしながら開館10時ぴったりにビジターセンターのドアを訪ねると、 電気が消えていて人気もなく、ドアも閉まっていました、、、。蒸留所自体は開いている気配がするので、蒸留所の裏に回るとスタッフを発見!しばらくして担当のサンディーさんが到着し、遅れたことを詫びながらビジターセンターを開けてくれました。ほっ。




まずは蒸留所の歴史を簡単に説明するビデオを見せられ、それを見終わると次はなんとマンツー・マンのプライベートツアーが始まりました。ミュージアムのウエアハウスで、昔使用していた工具や機械の説明、ウイスキーの原料や、ウイスキーの味の決め手となる麦芽を乾燥させる際に行うピートによる薫蒸の説明。次に場所を移動すると、鼻にツンとくる独特の匂いが充満する中で、稼働中のマッシュタンクやウォッシュバックのタンクをそれぞれ開けて見せてくれたり、ポットスチルと蒸留の仕組み、スピリッツ・セイフでの原酒の選り分けなどを一通り丁寧に説明してくれます。




北アイルランドのブッシュミル蒸留所見学での見学方法とは全く異なるアットホームな雰囲気。次に貯蔵庫に移動し、熟成の行程や樽の種類を説明してくれる。貯蔵庫に入ると樽から一番目につく手前の樽のサインは、1998年にチャールズ皇太子が訪れた際のもの。



テイスティングは、ベンロマック・トラディショナル。まずは、ストレートで香りを楽しみ、次に少し口に含み、なめるように味わった後に少量の水を加えたものを味わいます。



ビジターセンターの中には蒸留所で造られたボトルやグッズの販売コーナーも小さいながらあり、記念に蒸留所名が記入されているテイスティンググラスを購入しました。これを期にブリ子の蒸留所のテイスティンググラス収集がスタートしたのですが、今ではちょっとしたコレクションとなりましたが残念ながら飾る場所がない~。

マッサンでは「5年」とされていますが、スコッチウイスキーは最低でも3年以上熟成させなければならず、熟成させる樽は主に、アメリカから取り寄せるバーボン樽とスペインから取り寄せるシェリー樽を使います。


バーボンやシェリーがたっぷり染み込んだオーク樽の中で熟成させることにより、ウイスキー特有の琥珀色やバニラや木の香りを持つようになるのです。貯蔵庫では、上段、下段で気温差を生じさせないよう、なるべく高く積み上げずに2段~3段程度が良しとされます。 

次回はフォレスで宿泊した素敵なホテルをご紹介します。

ブリ子


【香り高き蒸留酒 至福の一杯をオークニー諸島とモルトウィスキーの聖地スペイサイド10日間】
スペイサイドで2つの蒸留所を訪ねてウィスキーの真髄に迫り、オークニー諸島では謎の巨大遺跡を訪れます。

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