本日のブログは、ザ・ストーン・コンサルタンシー社のケヴィン・ストーン氏に
特別に執筆して頂きました。
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ボーン・イン・マンチェスター
マンチェスター・ナレッジキャピタル(知的創造拠点)によると、今日の経済はイノベーションと知
識の応用によって成長します。
マンチェスターは、プレミアリーグを代表する2チーム、青いチーム(マンチェスター・シティ)は
昨年のリーグチャンピオン、赤いチーム(マンチェスター・ユナイテッド)は、
今年のリーグ優勝を決めたばかりです) で有名ですが、
他にもこれまで20人のノーベル賞受賞者を輩出したこと、
世界初の旅客鉄道の駅が出来たこと、世界初のプログラム内蔵式コンピューターが開発されたこ
と、そして世界初の体外受精の赤ちゃんが誕生した都市であることをご存じでしょうか?
沢山の偉業がマンチェスターで達成されたのです。
マンチェスターは、若者のファッションとミュージックの中心地としても栄えてきました。
ザ・スミス、ニュー・オーダー、ザ・フォール、ジェイムズ、ザ・ストーン・ローゼズ、
ハッピー・マンデーズ、インスパイラル・カーペッツなどは世界的に成功し、
スターダムにのし上がりました。
しかしながら、ファッションの世界に目を向けると、世界で最も有名な「ハリントン・ジャケッ
ト」バラクータ G9を創り出した兄弟を抜きにマンチェスターを語ることはできないでしょう。
ジョンとアイザックのミラー兄弟は1935年、マンチェスターに工場をオープンし、主にバーバ
リー、アクアスキュータム、マークス&スペンサーなどのブランドのレインコートを製造していま
した。マンチェスターは、繊維産業と産業革命の中心都市であり工業都市として発展しました。ミ
ラー兄弟は自らのブランド立ち上げに情熱を注ぎ、1937年に従来のジャケットの概念を打ち破
り、全ての人が着ることのできるジャケット「バラクータG9」が創られたのです。
このジャケットは、階級や流行を超えて愛されてきました。
誕生してから76年がたった今なおスタイルを確立し続けているのです。
スティーブ・マックイーン、エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラからポール・ウェ
ラー、ブラッドリー・ウィギンズ、マーティン・フリーマン、ダニエル・クレイグなど多くのアイ
コンや伝説のスターたちに愛用されてきました。
なぜこのジャケットはこんなにもユニークなのでしょうか?

デザインはシンプルで何にでも合わせることができ、
フォーマルにもカジュアルにも着ることができます。
カジュアルなスポーツウェアが富裕層、実業家、
地主の象徴になったことも成功の一因で
した。
バラクータG9のGがゴルフのGを表すように、
このジャケットは元々ゴルフ・ジャケットとして
美しく仕立てられたものでした。
今でも多くの人に愛され、その人気はますます高まっています。
私が初めて東京を訪れた時、伊勢丹でG9ジャケットを試着する人を目にしました。
その人はジッパーを上まで閉めて、ゴルフのスイングをしていたのです。
このように、G9ジャケットはゴルフにぴったりのジャケットで、日本では「スイングトップ」と
して知られるようになりました。
ミラー兄弟は役割を分担し、兄は製造を担当し、弟はニューヨークに移りエンパイア・ステートビ
ルに事務所を開設しました。その後まもなくの1954年、スティーブ・マックイーンがG9ジャケッ
トを着てMGMスタジオで映画の宣伝を行ったことで人気が爆発しました。イングランド・マン
チェスターのチョールトン・ストリートM13FYで誕生したG9ジャケットを着たスティーブ・マッ
クイーンの写真は彼を「キング・オブ・クール」の地位へと押し上げました。そして、このマン
チェスター発のブランドは今日でも、マンチェスターと共に、常にイノベーションを起こし続けて
いるのです。
バラクータは現在、WP ラボリ社が所有しており、ブランドの遺産と歴史は大切に守られていま
す。マンチェスターでは現在でも尊敬を集めており、市内の有名セレクトショップ、オイ・ポロイ
で販売されています。
マンチェスターを訪れたなら足を運ぶ価値はあります。
バラクータとマンチェスターの魅力を、余すところなく堪能することができるでしょう。
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