Clik here to view.

こだわりの一品が並ぶフード・フェスティバル
Britain Park でもたくさん紹介されている、イギリスのフード・フェスティバルのリストはもうチェックしましたか? 行ってみようか、どうしようか……と迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
ただいま取材活動のためロンドンに短期滞在している私自身も、フード・フェスティバルの類には一度も参加したことがなく、特別に美食家というわけでもないしどうしようかと迷っていました。
しかし、イギリス人による「ぶらぶらするだけでも最高に楽しい」という言葉に背中を押され、先月は「テイスト・オブ・ロンドン(Taste of London)2013」に行ってきました。
Clik here to view.

「taste of London 」の会場はリージェンツ・パーク
広いので迷わないように注意!
「テイスト・オブ・ロンドン」は毎年6月にロンドンで開催されているフード・フェスティバルで、今年で10年目を迎えました。
ロンドンの有名レストランが集まり、とっておきの料理が特別価格で味わえるほか、ワインやチーズの試飲・試食もたっぷり楽しめるイベントです。
Clik here to view.

ワインを試飲しながら、イギリスのワイナリーツアーの紹介を聞きました
チケットは事前にオンライン予約にて £25.80で購入(会場で買うと£28)。入場時間に制限があり、私は正午から入場~午後4時まで会場にいられるチケットを選びました。
会場は「リージェンツ・パーク (The Regent's Park) の一角。入場すると、屋台がずらり!
約200軒もの屋台で試飲・試食したのは、香り高いワイン、オーガニックコーヒー、フレッシュなフルーツジュース、熟成されたチーズ、英国産ストロベリーのチョコレートがけ……とても書ききれません!
来場者はシニアの夫婦から子連れの親子、若者のグループ、旅行者と、さまざまな顔ぶれです。
Clik here to view.

会場ではいちごのチョコレートがけを妖精のドレスに見立てたパフォーマンスも
ロンドンの有名店40軒の屋台で楽しめるのは、なにもイギリス料理だけではありません。
フレンチ、イタリアン、アフリカン、ジャパニーズ、そして複数の国の食文化が融合した新たな料理も。
国際都市ロンドンの多文化共生を象徴しているかのようですね。
Clik here to view.

入場した途端、サンプルの品々で歓迎を受けました
私は長蛇の列ができていた「The 5 star burger」という屋台へ。「テイスト・オブ・ロンドン」の特別企画として、ロンドンの一流シェフ5人が集まってプロデュースしたというハンバーガー(£10)を買うことにしました。
急にあたりが騒がしくなったかと思うと、このハンバーガーをプロデュースした一人、BBCのテレビ番組でもおなじみのフランス人シェフレイモンド・ブランクが登場。
ご本人に手渡ししてもらえるというチャンスに恵まれました(あとでイギリス人にこのことを話したら、「行けばよかった!」と羨ましがられました)。
Clik here to view.

BBC の料理番組でもおなじみのシェフ、レイモンド・ブランク本人が登場
さて、このハンバーガーがどう”特別”なのかというと、まずはもちろん、そのお味。18カ月熟成したコンテチーズとスモークベーコンが、カリッと焼かれたバンズに挟み込まれ、かぶりつけば肉汁したたるその旨みに舌鼓。
特別なのはそれだけではありません。このハンバーガーの販売利益の100%が、飢餓に苦しむ子どものための活動に寄付されます。
「Love Food Give Food(食を愛するなら、食をあげよう)」というスローガンを掲げるイギリスの美食家たちによるチャリティ活動「Action Against Hunger」をサポートする企画だったのです。
(詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。 Action Against Hunger )
Clik here to view.

お腹がいっぱいになったら、チャリティ
「ACTION FOR HUNGER」への寄付金箱もいっぱいにしましょう
お腹が膨れたら、野外コンサートをバックミュージックに、緑が眩しい芝生で昼寝をする人たちに混じりました。
美食を楽しみ、世界にちょっといいことをして、イギリスの美しい自然も堪能。ほろ酔いのなか会場を後にしました。
食の楽しみ方・考え方に触れることで、イギリスの文化やスピリットに触れられたように思います。
いえ、そんな講釈はさておいても、とにかくおいしくて楽しかったのです!
どうも"味を占めて"しまいまして、ロンドンだけでは飽きたらず、地方のフード・フェスティバルにもショートトリップに出かけようかと計画中です。
また異なる魅力や発見があるのでしょうか。皆さんもぜひフード・フェスティバルに足を運んでみてください。
山岸 早瀬
**********
日英取材活動のスキマの日常風景を発信するブログ「東京ホビットかわらばん」
http://tokyohobbit.seesaa.net/