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「パブリック・スクール巡り」


みなさんこんにちは、ブリ吉です。

あと1年ほど日本に居るので、出来るだけ日本国内を旅行しています。

ブリ吉の旅行にはテーマが付きもので、江戸末期から明治にかけてのインフラ跡とか、知られざる旧跡を辿るものが多い傾向にあります。

先日は、日本各地の甲子園出場校巡りをしようと言い出したら、妻に思い切り反対されました。春でも夏でも高校野球甲子園大会開催中の某局の学校紹介や地元紹介を観ていると、行ってみたくなるところが多いので、反対されてちょっと残念です。一人で行こうかな~。笑!
 
(ウィンチェスター・カレッジ。英国最古のパブリック・スクールです)

ブリ吉の場合、人々の生活ぶりや、産業やら、土地の特徴やら、人柄やら、風土がどのように高校生活に反映して、どのような野球や人生観に影響していくのだろうか。などと、想像を膨らませてしまうわけです。

説法するつもりはありませんが、土地柄、時系列の事実の変遷、人間という多面体で、ある事実を捉えると、他の然る事実と繋がって行って、一つのストーリー、即ちテーマ別の歴史が構成されるのではないかな、と思うわけです。伝統校というのは、そういう意味で、たくさんのテーマと多面的なストーリーを持っていますね。

で、前置きが長くなりましたが、表題のパブリック・スクールです。ここには、就学年齢間近の子供さんを持つ世界中の親御さんたちが、多く訪問します。

自分の子供が通う学校ですから、予め見て、どんなところであるかチェックしたいのは親としては当然ですね。

 
(ウィンチェスター・カレッジの時間割。昼休みが長い)

英国では、パブリック・スクールとは公立学校のことではありません。むしろ、インディペンデント・スクールとも言われる私立学校です。公立学校はState School(ステート・スクール)と呼ばれます。違いは、パブリック・スクールの校名をいくつか挙げれば、お判り頂けるでしょうか。

ウィンチェスター・カレッジ、イートン・カレッジ、ハロー・スクール、チャーターハウス・スクールなどです。成り立ちはいろいろですが、ブリ吉流の解説をしますと、お坊さんというパブリック(公共)のために働く人間を養成する学校ということで、パブリック・スクールなのです。


ウィンチェスター・カレッジは、最古のパブリック・スクールと言われ、元々は牧師さんを養成する教育機関でしたが、教育内容が評価され、王室や貴族も通うようになりました。王室は運営面からも、教育の実践面からも自分たちの要求に応じた学校を作るべきと考えてイートン・カレッジを創りだしたわけです。その卒業者たちの大勢がオックス・ブリッジのキングス・カレッジに進学するわけです。

カレッジという言葉の意味も多様ですね。

この記事では、「高校」「大学学寮」という2つの便宜的な意味で使っていますが、他にも専門学校やら大学そのものを差す場合もあります。学校に関する専門用語は難解です。

ブリ吉の子供たちもパブリック・スクール出身者です。と言っても、当方金持ちではありません。いくつかの条件と寄付金で入学できる人たちも居るので、そういう方々のお蔭で出来た学校の基金から奨学金を頂いたわけです。

我が子らの学校生活はハリー・ポターの世界そのものでした。というのは、ちょっと言い過ぎです。ウチの子供たちは魔法を習っていません。でも、県立高校出身のブリ吉は、相当に我が子らに与えられた環境が羨ましかったです。


その理由は広大な敷地と完全にメンテされた芝生でした。名門校になればなるほど、素晴らしい設備で子供たちを学ばせる環境が整うわけです。もちろん、先生も、友人たちも素晴らしいので、そのままの世界が今後も広がっていくのかな、という幻想を抱いてしまうほど一般社会とは隔絶した学習環境です。


因みに、ブリ吉の息子は現在、英国の大学生ですが、「マジっすか」という類の言葉使いません。相当スノッブなパブリック・スクール出身者独特の英語を操ります。バカ親なので、ちょっと自慢しますが、奴はHead Boy(総代)を勤めたので、そういう体裁や儀礼(プロトコル)などが身に付いたのですね。因みに、ハリー・ポターはあれだけのリーダーシップを発揮していながら、Head Boyどころか、グリフィンドール・ハウスのプリフェクト(監督生)にはロンが選ばれたのは少々意外で、やっぱ小説だな、と思いました。

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息子もスクール時代は、世界中から来る入学希望者の様々な親御さんたちをエスコートして学校案内していました。そのような案内を受けないまでも、名門パブリック・スクールにはオープンデイや学際があるので、その辺を狙って訪問するのも面白いと思います。

パブリック・スクールにも高校野球に参加して貰いたいなあ。(>_<) 無理!

ブリ吉でした。

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