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「イースターの頃

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みなさんこんにちは、ブリ吉です。


もう30年以上も前のことになりますが、在英生活1年目の最初の春。イースター(復活祭)を迎えた頃のこと、事務所に陽光が射し込み、なんだかわけの判らない衝動に駆られたことがあります。


「ああ、外に出たい。街の中を歩き回りたい」


そんな気分でした。勤務していた会社の事務所がロンドンのオクスフォード・ストリート界隈に散在していたので、ミーティング場所の移動やら、書類の搬送やら、一日のうちでも相当な回数で外に出るチャンスがあったのです。冬の間は苦痛だった事務所間の移動が、イースターの頃には快適になるんです。




 (英国から遊びに来た友人がイースターのチョコを大量に持って来てくれました。近所の子供たちのためにエッグ・ハンティングというゲームを行います。卵型とは言え、エッグ・ハンティングとはこれ如何に?)


 
イースターはルナ・カレンダー(旧暦、月齢)で設定された古代ケルトの花祭りとキリスト教の復活祭との融合した行事という説があることは皆さんご存知の通りです。キリスト教の普及のために既存の文化に乗っかって、いつしか花祭りの体裁で、キリストの復活を祝う祭りとなって発展したという感じでしょうか。日本の神仏習合みたいな?

ともあれ、旧暦のイベントを太陽暦に合わせると、イースターの時期は毎年異なって来ます。ある年は3月なのに、翌年は4月になったりします。それなのに、なぜかイースターの頃は何故か陽光輝く(英国の)真夏日を迎えることも珍しくないのです。因みに、summerの語源は日照時間の長い時期ということであって、暑いという意味ではないそうです。

キリスト教圏の旅行者、イタリアやスペインから来たラテン系修学旅行生たちもタンクトップ姿になったり、メインストリート沿いでも人目も憚らない白人ビルダー(大工さん)のオジサンたちも自ら放つ体臭も構わず、上半身裸で高級デパートのジョン・ルイスの改修工事で店内を歩き回ったりしていました。ヘルメットを使っていましたので、厚くて上半身裸になってもなお、お頭は大事なのですね。

 (ブルー・ベルの咲く頃なのですね)


今年のイースターのご旅行は、もう間に合いませんが、寒から温に変わるころ、その植生の変化もありますし、標準時からサマータイムへの変化も大体この頃ですね。来春のイースターの頃に照準を当てて旅行計画を立てるのも一興ではないでしょうか。2015年のイースターは4月5日です。日本ではちょうど学校の春休みの頃ですね。


ブリ吉

※今年のイースターホリデーは、今週の金曜日4月18日(金)がGood Friday、4月21日(月)がEaster Mondayになり、英国は4連休となります。

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