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~ Friday Food Club ~ クリスマスは12月25日から1月6日まで

牧歌ブリ吉の子供たちは英国で学ぶ大学生なのですが、この季節は日英のどちらかで、家族が一同で集まります。

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クリスマス



クリスマス期間と言えば、家族と親類縁者の集うイベントなので、英国のどの街中からもヒトは消えます。


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イギリスのクリスマス



クリスマス期間にしか休みの取れない我々日本人は、シャッターの降りた店先が並ぶロンドンの街中をとぼとぼ散歩するなんてことになりがちのようですね。90年代の話ですが、「イギリスのクリスマスは日本人の旅行者に優しくない」と苦情を訴えるお客さまがいらしたこともありました。(遠い目)


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イギリスのクリスマス


でも、ロンドンやバーミンガムの中心地でしたら、クリスマスだろうが、大晦日だろうが、元日だろうが、中華街は盛況です。食べ物はいつでも適度なクオリティのものが用意されています。困った時は、中華街がお奨めです。それもVisitBritainする上での貴重な経験…かもしれません。(^_^;)


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イギリスのクリスマス



年末年始の英国行きを決めている皆さんを、ちょっと驚かせてしまったかもしれませんが、12月25日と1月1日の両日は、どこの施設も完全に閉まっていることさえ押さえておけば、26日からバーゲンセールも始まるので、他の12日間はなんとかアトラクションを見つけられるかもしれません。(保証はできませんけどね~。笑)

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クリスマス



さて、12月25日から1月6日までの12th nightsと言われるクリスマス期間は、会食やパーティ漬けの毎日になります。クリスマスイブの24日の昼ごろから勤め先では、ドリンクスが始まって、クリスマスデイの25日は実家、ボクシングデイの26日は自宅、元日の1月1日は姉妹兄弟の家、12th nightは友人とドンチャンなどなど、親類縁者の家に行っては連日のパーティディナーです。もちろん、場所は変わっても毎回親戚の同じ顔。

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クリスマス



連日のディナーですが、家族間で打ち合わせをするので、メニューが被ることはありません。でも、ローストが続くことがあります。


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イギリスのクリスマス

ロースト・ターキーから始まって、ビーフ、ポーク、チキン、ラムなど。まあ、何でもローストすりゃいいのですが、一度ブリ吉が「ロースト・マカレルにしよう」と言い出したら、全員に反対されました。クリスマスのメインは肉でなけりゃダメだそうです。伝統的なクリスマスには、革新的なことと、魚の骨は好まれないのです。



ローストなんて簡単だろうと思っていたんだですが、ブリ吉と仲良しである英国大使のお料理番、吉田シェフと話したところ、意外に深い料理であることに気付かされました。

手を加えれば加えるほど、人智を尽くせば尽くすほど、美味しく出来上がるもののようです。レシピからは吉田シェフ独自の積年の工夫が読み取れます。

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イギリスのクリスマス



クックパッド「英国大使館のキッチン」

 「レシピに突っ込み入れていい?」と吉田シェフご本人に確認したところで、申し上げますと、まずブリ吉が吉田シェフと知り合う以前、妻(英人)の制止も聞かずに、「俺が作る」と、見よう見真似で作った鳥系ローストのスタッフィングはお尻からぐいぐい詰めていました。でも、吉田シェフは首から詰めると言われます。なぜなら、首からお尻までびっしりスタッフィングを詰めることで、厚手なお尻の肉に良く火が通り、且つスタッフィングから出たジュースで肉汁に旨みが増し、肉もモイストになるからだそうです。スタッフィングは鳥系ローストの旨みの要です。ナッツ、ハーブ、ドライフルーツ、挽肉、そして少量のパン粉と味付けが決め手になるような気がします。因みに、ブリ吉は隠し味に粉末の昆布だしか、昆布茶をスタッフィングに混ぜます。


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クリスマス


レシピの9に書いてあるパースニップ(さとうにんじん)は、日本ではなかなか入手が困難です。日本では、築地の青果市場か、国際食材の量販店(National Azabu、日進など)に行けば購入可能ですが、ちょっと高価です。テスコなど英国の量販店ではタダみたいな値段なんですけどねえ…。


さらに、調理についてですが、このパースニップはスティック状に切って、片側を尖らせてローストすると、その部分がクリスピーになります。カリカリしたテクスチャも楽しく、サツマイモのような甘さと大人に好まれる程度の渋みと、仄かなえぐみを添えた香ばしさはやみつきの味わいになります。仕上げにメイプルシロップを隠し味程度に振り掛けると、幸せの料理になります。

デザートのクリスマスプディングは定番中の定番!

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クリスマス



今日はローストの話だけのつもりでしたが、英国のクリスマスの一側面を語っちゃいました。では、また次回。


クックパッド「英国大使館のキッチン」

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