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「倫敦塔」 漱石を想いながら辿る倫敦塔への道

皆さま、こにちは。
牧歌ブリ吉です。

 

少し前に日本のテレビで「夏目漱石の妻」というドラマを演っていましたね。だいぶ昔に原文を読んだことあるなあと思いつつ、テレビでは端々を観ているだけで次に何が起きるかどんなプロットが展開するかが判りました。

 

 

 

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そういえば、10年くらい前に娘と一緒に漱石の「倫敦塔」の記述に沿って、当時の彼が実際に歩いた道を辿ってみたことがあります。

 

画像をひっくり返してみると、2004年の10月。って、今頃ですね。

 

 

 

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【ティーンエイジャーだった娘。ニキビ面で顔が痛くて、ちょいと辛そうな頃でしたが、父娘で仲良く散歩した、もはや懐かしい時代です。撮影場所は漱石の最初の2週間の宿だったGower streetの76番前。隣に78番とも出ていますが、道路の反対側の番地が奇数番になります】

 

 

 

 

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漱石の記述では、ロンドン到着早々で道が判らないために、地図を持って十字路ごとに人に道を尋ねた、とあります。しかし、最初の宿がこの大英博物館近くのGower Streetの76番であったのなら、遠回りになってもテムズ河の方向に南下するべきなのですね。

 

なぜなら、地図を見れば、ロンドン塔がテムズ川沿いにあることは判るわけですから。そうでれば、彼はまずコヴェントガーデンに向かったことでしょう。

 

 

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【1930年代のコベントガーデンは花卉市場、野菜市場でした。漱石がロンドンに居た1900年頃も活況を呈していました】

 

そして、テンプル辺りまで来たら、テムズ川を東方に向かえば、ロンドン塔に辿りつく筈です。所要時間は徒歩で、テンプルまでが約20分、さらにテンプルからロンドン塔までが30分くらい。散歩には絶好の距離ではありませんか。

 

 

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近道になるからと、道を間違えるリスクの高くなる街中を通って、グリフィン像を観たいとか、ストランドから城壁を感じてみたいとか、セント・ポール大聖堂を通り抜けたいとか、計画を立てる余裕はロンドンに着いたばかりの漱石に無かったと思われます。

 

 

 

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【グリフィン像はシティとイングランドとの境界に建つ】

 

 

 

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【以前、魚市場であったbillingsgateの近くにある割と新しいウォークウェイです】

 

 


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【ロンドンブリッジとタワーブリッジと倫敦塔を一緒くたに思っている人が居ますが、それぞれが別物です】

 

 


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【2004年のシティと倫敦塔。塔と言われても周囲の建物より低し】

 

 


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【動くものには観光客も集まり易いですね。橋が上がってしまって、不便な筈なのに皆楽しそうです。ロンドンにも居ても滅多にこの橋の稼働中に出くわすことは殆どありません】

 

 

 

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【漱石がロンドンで最後に住んだ場所は普通の住宅街です。この通りは割と近く。築150年ほどのタウンハウスが並んでいます】

 

 

つい先月の9月にはクラパムコモン(81 The Chase)にあった漱石記念館も閉鎖されてしまいましたが、それでも漱石を辿る旅は出来る。っつーことで、旅の目的を自分で考えたり、思いついたりってのも、乙なものではないでしょうか。
 

以上、ブリ吉でした。

 

 

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