皆様、こにちは。
牧歌ブリ吉でございます。
夏至の頃と言えば、22時近くまで明るいイングランド。会社帰りのお父さんたちには、いくつかの家庭的なタスク(役割)が課せされております。
長時間の残業労働や、頻繁な営業接待などを課せられることは稀で、むしろ個人的な時間、家庭のための時間を費やすことが可能であることは皆様もご周知と思います。
【ピーカンの夕方、庭のテーブルにニスを塗り終えるなり土砂降り。そして、再び快晴。英国の天候もちょっと異常になりつつ】
ブリ吉は日本の中学の技術家庭程度の知識しかないのですが、それでも、英国に住み始めた頃からなんとはなしに、マイナーなレベルではありますが、家の修繕、改築、補強などに携わって来ました。ブリ吉は英国で3回家を買い換えましたので、その都度暮らしやすいように手を加えて来たのです。
【英国の建物には、意外なところにパワーポイントがあるのです】
いろいろやっているうちに、減価償却の考え方には、日英差があるなぁ、ということに気付きました。例えば、日本の自動車の場合、社用車ですと償却期間が5年で簿価は5%になります。つまり、スクラップ代です。これは1980年代の計算ですが、現代に至ってそんなに大きく変化しているとは思えません。
日本の中古車はとても安いだけに、償却期間はあまり変化していないことが判ります。日本のこの事情と比較すると、英国では社用車は10年以上使い込むか、あるいは3,4年毎にどんどん買い換えます。償却はしても、簿価がゆっくりと下がるので、ずっと持ち続けるか、簿価と購入価格との差が少ないうちに新車に買い替えてお金を回すか、どちらかの方法で資産運用をするのです。でも、どちらにしても、やっぱり車の償却は進むのですね。
日本の中古車はとても安いだけに、償却期間はあまり変化していないことが判ります。日本のこの事情と比較すると、英国では社用車は10年以上使い込むか、あるいは3,4年毎にどんどん買い換えます。償却はしても、簿価がゆっくりと下がるので、ずっと持ち続けるか、簿価と購入価格との差が少ないうちに新車に買い替えてお金を回すか、どちらかの方法で資産運用をするのです。でも、どちらにしても、やっぱり車の償却は進むのですね。
【庭の手入れを老後まで放っておくと大変なジャングルになってしまいますが、こちらのお宅の前庭の場合、これはこれで結構な手間と熟練の技術が見受けられます】
英国の家には、築400年なんていう家がざらにあって、40~50年毎に鉄筋の建物を建て替えるどこかの国の家事情とは大きな違いがあります。
【築300年部分、築100年部分、そして築70年部分が混在したかつてのホップ農家】
もちろん、車と同じで、家がどんどん償却していくことに日英差はありませんので、メンテの仕方や家に対する考え方が異なるということであります。経理的には本体加算と言って、修繕や改築をすることで、家の価値は高まると同時に償却期間も伸びるということです。不老長寿の薬を飲みたくなる方々の気持ちもよく判ります。
ブリ吉には般若湯で充分でありますが…。
ブリ吉には般若湯で充分でありますが…。
【家と車を得るために皆必死で働いているように見える英国人の生活ぶりが見てとれる典型的な光景】
表題で言う「家の棚造りは自分で」とは、その修繕や改築やカスタマイズのことですが、英国では一般にD.I.Y(Do It Yourself)と呼ばれるものです。日本では長年の間「日曜大工」と訳されています。「余暇大工」という邦訳も過去には存在したそうですが、確かに日本では平日に会社から帰宅してD.I.Yに取り組む時間的余裕を持てるお父さんたちなど、ほとんどいらっしゃいませんから、現代に至ってやはり名訳中の名訳であると思うわけです。
最近、日本の政府が促している「ゆう活」が職場に導入されても、どこまで優雅なD.I.Yライフが望めるか少々疑問でありますが、皆様頑張って夕方の自由を勝ち取って頂きたいと願うばかりです。
英国のD.I.Yが優雅に見える理由は、見ための結果とD.I.Yを毎日続けられる状況にあるのですが、実際のところ、D.I.Yは家との格闘であります。英国の家には二つとして同じ家がありません。同時期に造られたものでも、後付けやその後の技術革新でどんどん変化して行くので、2軒長屋の隣同士でも、家の中の配管や配線、台所やトイレの位置、水道の元栓の在り処、ドアの開閉の仕方などがまったく異なることもあり得ます。
今後はちょくちょくD.I.Yのお話もさせて頂くつもりですが、つい最近このような素晴らしい本が出版されました。
「英国住宅に魅せられて」
著者 小尾光一 様
英国に行くのに旅行ガイドを持たない方が徐々に増えているような気がします。
例えば、この本を片手に「英国の家を見に行く」などの目的を持った旅をされるのも一興と思います。
例えば、この本を片手に「英国の家を見に行く」などの目的を持った旅をされるのも一興と思います。
以前ウェールズ開発庁日本事務所の所長、タイガーさんの仰る「心に刻む旅」をする旅行資源としては恰好のアイテムですね。
以上、ブリ吉でした。
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