皆さま、こにちは。牧歌ブリ吉でがんす。
毎日マッサンを観ていますと、出演者の顔、表情、動作まで記憶してしまいますね。
つい、先日都内某所を歩いていますと、タクシー待ちで手を挙げている5人組を見掛けました。そのうちの一人が白人女性で、ショートカットでしたが、なんだか聞き覚えのある声、出で立ち、身体の動き…「あ、エリーちゃんや」
歩道と道路との欄干越しではありましたが、彼らの目の前で立ち止まって、「俺もマッサン(ブリ吉)やで」と声を掛けようと思いましたが、身元不明の怪しいオッチャンに声掛けられてもエリーちゃんは嬉しく無かろう、と自重しました。
ともあれ、ある筋を通して確認したところ、場所と時間帯からして、シャーロット・フォックス嬢であったことはほぼ間違いありません。ブリ吉が有名人を見掛たと言うと、「またかよ。ほら吹き」と言われます。でも、見つけちゃうんだから、しょうがないでしょっ!(笑!)
で、「マッサン」で八嶋智人様の演ずる俊兄(としにぃ)が「リンゴでワイン作っちゃる」と頑張っていますが、ここでまたちょっと妙な気分に…。
「なんで、サイダーと言わんのやろ?」
確かに、スコットランド産のサイダーというのは、酒造元が少ないですし、あまり大量生産はしていないのですが、まったく無いわけではないので、番組が続いて行く中で、エリーちゃんもマッサンも一度もサイダーという言葉を使わないことに違和感を覚えちょるわけです。そのうち、使うんじゃろか?
日本で林檎の発泡酒が出た時は、1980年代の初めで、シードルと呼ばれていました。もちろん、皆さまご存知のとおり、Cider(サイダー)のフランス語読みです。子供の頃に飲んだマリンカ(1965年武田薬品)という発泡性の林檎ジュースと似ていると思いました。炭酸で林檎の香りが鼻から抜けて、固体を食べたのと同じ満足感を得られる優しい甘味とツンとしない酸味でした。
でも、当時は学生だったので結構高価だなと思い、シードルとは疎遠になってしまいました。ところが、渡英するなりすぐに出会ったのが、イングランド産のサイダーStrong Bow(ストロング・ボウ)です。正に頭を矢で撃ち抜かれたような美味さと安さでありました。
その後、英国内を旅行する度に見つけるのが、地サイダーであります。
当時の画像がないので、ウェブでご勘弁を。
田舎道に農家の無人販売所があるのは、世界中で見掛けますが、英国でもそれは同じこと。サイダーは林檎の名産地中編の無人販売所の棚に陳列されていたのです。ガラス瓶に入っていたり、半透明のプラスチックボトルに入っていたり、手作り感剥き出しであります。しかも、子供でも自由に手に取って持ち帰られるようになっていたのです。「これって、密造酒にならんの?」という疑問も持ちましたが、1980年代の英国は緩やかな国だったのかもしれません。
【画像はイメージです。地サイダーはこんな感じです。この種類はおそらく無炭酸。ラベルが貼ってないこともあります】
現在でも、オフ・ライセンス店(店内では飲ませないけど、販売許可のある店)とか、郊外のニューズ・エージェントで地サイダーは見掛けます。如何でしょう、地サイダー。お試しの価値はあると思います。
【マグナ―はアイリッシュ・サイダーの会社ですが、英国内でも大人気。ラズベリーな赤いベリーを醸造したベリー酒。ベリー・サイダーという人もいるようです。梨のペア・サイダーもありです。ふなっしーに飲ませたいなっしー?】
また、前述のストロング・ボウを造るBulmers社では、美味さを増したサイダーを販売するだけでなく、数々のフルーツ酒を製造しています。さらにそのフルーツ酒のマーケットの拡大と共に、供給する製造者も増えています。
【ブリ吉の甥っこも好んで飲むサイダーのBulmers。アルコール分はビールよりもやや高い8%】
英国でのサイダー体験は、飲むだけでなく、食すことも可能です。
肉をサイダーで煮込むとか、マリネートするとか、サイダーは料理にも有効です。
【ウサギの腿肉のサイダー煮込み。パブで出してくれるところもあります】
一点、残念なことも付け加えておきます。イングランド南部のケント州、サリー州辺りでは、宅地造成が進む一方で、林檎農家の後継者不足から農園を閉鎖しているところも増えていますので、今時は相当ロンドンから離れた郊外に行かないと地サイダーにはお目に掛かれません。
さて、皆さまにあっては、英国でどんなサイダー体験をされるでしょうか?
以上、ブリ吉でした。
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