みなさんこんにちは♪
8月25日にジャズ・クラブ、ブルーノート東京
の招待を受け、英国政府観光庁は英国のバンド、マット・ビアンコ(Matt Bianco)にインタビューすることができました♪
マット・ビアンコのマーク・ライリー(Mark Reily)とマーク・フィッシャー(Mark Fisher)が、いろいろな質問に答えてくれました。
(* マーク・ライリーは MR、マーク・フィッシューは MF と表記します。)
左からマーク・フィッシュー、インタビュアー英国観光庁
日本代表アシュリー・ハービー、マーク・ライリー
Q.1 お二人が子供の頃に初めて出会ったブリティッシュ・ミュージックについて教えてください。
MF: 最初に記憶しているのは、ビートルズの“シー・ラブズ・ユー”(She Loves You)を歌ったことです。父はビートルズの曲、“サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンズ”でトランペットを演奏した、プロのトランペット奏者でした。
マーク・ライリー of Matt Bianco
MR: 最初に買ったレコードはT-レックス(T-Rex)の“ホット・ラブ”(Hot Love)です。両親と一緒にレコードを買って、育ちました。T-レックス、ロキシー・ミュージック(Roxy Music)、デビッド・ボウイのレコードをたくさん買ったものです。
1974年頃にはスティービー・ワンダーに夢中になっていましたね。それからブラック・ミュージック(黒人音楽)やダンス・ミュージックをたくさん聞くようになりました。1970年の終わり頃にはラテン・ミュージックに興味を持つようになりました。ロンドンは様々な文化が入り混じる、巨大なるつぼです。だからいろいろな音楽に接することは簡単なのです。
Q.2 最初に楽器を手に取ったのは何歳頃でしたか。そしてその頃、英国のアーティストでは誰の影響を受けていましたか。
MF: ピアノを弾き始めたのは7歳の時で、クラシックのピアニストになる教育を受けました。その頃、アベレイジ・ホワイト・バンド(Average White Band)が大好きでした。その影響でジャズ・ファンク・バンドに参加することになりました。
MR: 実はパンク・バンドで演奏していました。学生時代から楽器を弾いていました。ソウル・ミュージックやノーザン・ソウル(デトロイトを中心に広まった、洗練された黒人音楽)を聞きにダンス・クラブに行きました。一晩中営業しているクラブにも行きましたし、ロンドン市内や周辺のファンク(funk)を演奏するクラブ、たとえばワグ(Wag)やグローバル・ビレッジ(Global Village)によく通いました。
Q.3 マット・ビアンコは1980年代の「クール」な音楽を代表するバンドと評価されています。どうしてそうなったと思いますか。
MR: レコード会社と契約をした時には、自分たちの音楽を好きになってくれる人がいるかどうか、自信がありませんでした。だって、私たちの音楽はジャズとラテン音楽の影響で、少々レトロに聞こえますからね。最初のアルバムが三週間もヒットするなんて、驚きでした。私はマット・ビアンコの前に、ブルー・ロンダ・ア・ラ・ターク(Blue Ronda A La Turk)に所属していました。我々のマット・ビアンコが成功して、次にシャーデー(Sade)、そしてエブリシング・バット・ザ・ガール(Everything But the Girl)も成功しました。私たちが目指した音楽が必要とされているということが、はっきりわかりました。
Q.4 お二人が活躍する活気に満ちたジャズ、ファンク、ソウル音楽シーンが英国にはあります。今年、ザ・ニュー・マスターサウンズ(The New Mastersounds)、ブルーイ(Bluey)、BNH、ザラ・マクファーレン(Zara McFarlane)がすでに東京にやってきました。スピードメーター(Speedometer)もです。同じように、ここ日本でもマウンテン・モカ・キリマンジャロやオーサカ=モノレールといったファンク・バンドが誕生しています。日本と英国の共通点は何かあると思いますか。
MF: 私たちが最初に日本に来るようになったのは1990年代の初めの頃です。その頃、日本ではレゲエ音楽が全盛でした。いくつかレゲエ音楽のクラブにも行きました。日本の文化は西洋からの影響をたくさん取り入れますね。
MR: 私たちが日本をじっくり知るには、時間が足りないですね。
MF: 名古屋、福岡、札幌と、日本を回ってきました。1984年頃にワム!(Wham!)と日本に来たことがあります。その頃に比べると、日本は信じられないくらい変わりました。実際、日本に来るたびに、日本がどんどん変わっていくのがわかります。たとえば東京スカイツリーです。すばらしい建造物ですね。
Q.5 ツアーで英国を離れると、何が恋しいですか。
MR: ロンドン、特にテムズ川沿いは正に21世紀、現代そのものです。西ヨーロッパで一番高いビル、ザ・シャード(The Shard)
はすごいですよ。一番恋しいのは紅茶とサッカーです。マンチェスター・ユナイテッドのファンです。
MF: 私はアーセナルのファン
です。
MR: 英国の爽やかな夏の気候も懐かしいな。英国の古い建物も懐かしい。ストーンヘンジ
とか、英国には偉大な歴史的遺産や文化があります。英国には最高に緑豊かなカントリーサイド
があります。
Q.6 あなたが英国で一番好きな場所はどこですか。そしてそれば何故ですか。
MR: ロンドンです。多様性に満ちていると思うからです。たくさんの公園があります。それにロンドンにはユニークな場所、世界中探しても、まだロンドンにしかない場所がたくさんあります。たとえばソーホー(Soho)。そしてショーディッチ(Shoreditch)やハックニー(Hackney)など、ロンドンの東のエリア、イースト・ロンドンです。トレンディーで注目の場所です。
いつも大賑わいの老舗コーヒーショップ、バーイタリア
MF: 私はソーホーにあるコーヒー・ショップ、バー・イタリア(Bar Italia)
の外の席で、コーヒーを片手に周りの様子を眺めながら座っているのが好きです。そしてウェスト・カントリーと呼ばれる、イングランド南西部の息をのむような景色、そして食べ物。特にパスティやデボンシャー・クリームは絶品です。イングランド南西部のコーンウォール地方
は素晴らしいです。本当に素晴らしいところですよ!
イギリスのモン・サン・ミッシェル セント・マイケルズ・マウント
* パスティは具入りのペイストリー。コーンウォール地方で食べられます。
デボンシャー・クリームはイングランドの南西部、デボンシャーで作られるクロテッド・クリーム。クロテッド・クリームは脂肪分が多く、生クリームよりリッチなクリームで、ジャムと一緒にスコーンに付けて食べるのが一般的。
Q.7 2013年現在、英国のミュージック・クラブで最高の夜を過ごしたいなら、どのクラブに行けばいいですか。お二人が出演するクラブの宣伝をしていただいても結構です。
MF: ロニー・スコッツ(Ronnie Scott’s)
がベストですね。それにハマースミス・アポロ(Hammersmith Apollo
)。ディングウォールズ(Dingwall’s)
も好きです。でも、ロンドンの郊外に住んでいるので、なかなか自分で行くチャンスがありません。
MR: ザ・ジャズ・カフェ(The Jazz Café)
で演奏するのはいつだって最高です。我々も楽しんで演奏しています。
MF: ヘンリー(Henley)
で開催されたリワインド・フェスティバル(Rewind Festival)
に参加しました。
テムズ川沿いのかわいい町、ヘンリー
MR: そう、ヘンリーは可愛い町です。行ってみる価値はありますよ。
Q.8 2012年はビートルズの“ラブ・ミー・ドゥー”(Love Me Do)がリリースされて50年を記念する年でした。今年はローリング・ストーンズが結成して50年です。そして来年はザ・フー(The Who)が結成50周年を迎えます。その次はザ・スモール・フェイセス(The Small Faces)と数え上げればきりがなく、現在に至ります。半世紀もの間、どうしてブリティッシュ・ミュージックが最先端に立ち続けていると思いますか。
MR: それは様々な影響を受け入れてきたことと、新しいスタイルを常に創造しているからだと思います。それをストーンズやビートルズはやってきました。
MF: 英国人はいつでもイノベーター、革新的です。英国内にはいつでも、たとえばマンチェスター、ブリストル、シェフィールドといった都市のように、新しい音楽シーンが生まれやすい環境があります。英国人はとても創造力に富んでいます。
Q.9 過去に活躍した人でも、現在活躍している人でもかまいませんが、ブリティッシュ・ミュージックを代表するアーティストの中で、誰と仕事をしてみたいですか。そして、その理由も教えてください。
MF: それは難しい質問ですね。私はアベレイジ・ホワイト・バンドと一緒に仕事をしてみたいです。彼らと短いセッションをしたことはありますが、レコーディングをしたことはありません。私はジャズとブラック・ミュージックが大好きです。私たちがまだ一緒に仕事をしていない一流アーティストの中に、英国のバリトン・サックスのプレイヤー、ロニー・ロス(Ronnie Ross)がいます。彼の才能はすごいですよ。他にも、英国には才能あふれるミュージシャンがたくさんいます。
MR: デビッド・ボウイの“ウォーク・オン・ザ・ワイルド・サイド”(Walk on the Wild Side)
でサックスを吹いたのが、ロニー・ロスです。
MF: 子供の頃から、父が参加したセッションをたくさん聞いて育ちました。だから英国のミュージシャンがいかに才能豊かで素晴らしいかが、良くわかります。
Q.10 英国の素晴らしさって、何だと思いますか。
MR: 多様性ですね。それに英国はとてもフレンドリーなところです。いろいろな物を受け入れる多様性は、人生のスパイスのようなものです!
MF: 多様性と伝統です。食事がおいしいこと。いろいろな世界の料理が食べられますからね。歴史的遺産や文化も魅力です。日本の皆さんにとっても、実際に英国を訪れて、見て、経験していただければ、それがどれだけ魅力的なものか、きっとおわかりいただけると思います。
イギリスは今やおいしい(本当ですよ!)
英国人はイノベーター、革新的だというのは本当にその通りですね。歴史ある建物や文化を大事にし、伝統や階級といった古くからの慣習が残っている反面、異なるものでも寛容に受け入れる人種のるつぼイギリス。
世界をリードするような新しいカルチャーが生まれるイギリスにぜひお越しください!お待ちしておりま~す!
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