美しき英国パブリック・スクール
みなさんこんにちは、ブリ子です。
先日には雪が降り、すっかり季節が冬へと移り変わりましたね。
英国旅行に向けて風邪など引かぬよう、みなさん体調管理にお気をつけください。
今日は英国ファンのみなさまへ、毎回大好評の英国に関する新刊のお知らせと、<<リツィート&フォローキャンペーン>> のお知らせです。
英国政府観光庁公式ツイッターをリツィート、
またはフォローしていただいた方の中から3名様に
石井理恵子(著)
『美しき英国パブリック・スクール』本をプレゼント!
締切り12/1日(木)迄
『美しき英国パブリック・スクール』著者である石井理恵子さんに、気になる新刊の内容について寄稿していただきました。
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こんにちは。
ライターの石井理恵子です。
みなさんは英国のパブリック・スクールにどんなイメージをお持ちでしょうか。
ウィリアム王子やハリー王子や国内外の王室メンバー多くが通った歴史と伝統のある名門校。エディ・レッドメイン、トム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチら今をときめく英国俳優たちが在学したエリート校。『ハリー・ポッター』シリーズに描かれるような、ちょっと謎めいた全寮制の学校。そのどれもの要素があるのが英国のパブリック・スクール。
映画でいうとまさに『ハリー・ポッター』シリーズや、少し古いものでいうと『アナザー・カントリー』でその学校生活が描かれていますが、伝統的パブリック・スクールは、覗いてみたくなるような要素に溢れています。
★スコットランドにあるお城のような外観のフェテス・カレッジ
そんなパブリック・スクールのあれこれに興味のあった私は、以前にもその制服について本を出したことがありますが、 今回はさらに踏み込んで数校のご協力のもと学内や寮の撮影をし、学校生活の実際を知るべく在校生・卒業生へのインタビューを行って(ハリー杉山さんにもご協力いただきました!)『美しき英国パブリック・スクール』という本にまとめました。
「13歳からの寮生活。どんな部屋に暮らし、どんな食事をしているの?」
「どんな環境で授業を受けているの?」
「英国らしい、課外活動ってどんなもの?」
といった素朴な疑問への答えが取材で明らかに。
生徒たちは親元を離れての寮生活。低学年の時は、ドミトリーと呼ばれる大部屋を複数の生徒がシェアし、徐々に部屋が変わっていくのですが、そのリアルなお部屋の様子も写真で見ることができます。
★勉強し、眠るのと、テレビを見たりゲームをするのは別の部屋です。上下写真ともにマーキストン・キャッスル・スクール
授業は少人数制。ほとんどが10人以下です。先生の目が行き届き、授業にも熱が入ります。科目の選択もバリエーション豊富。語学を例にとると、ほとんどの学校でラテン語が必須ですが、ほかにもフランス語、ドイツ語から中国、韓国、日本語など世界中の何種類もの言語の授業を受けることができます。 音楽ではも、様々な楽器の個人レッスンを受けることも可能。
勉強だけでなくスポーツも盛ん。日本では知らない人の多いスポーツも行われていました。クリケットやクロケーなど、名前は聞いたことがあってもどうやってプレーするのかわからないものもいくつかあります。驚いたことに、学校の敷地内にゴルフ場を持つ学校もありました。
パブリック・スクールには、かなりの学業優秀者が集まっています。そのため数多くの優秀な学者、研究者、英国首相らが育った学校なのです。さらにユニークな人材も多く、歴史的英雄、ベストセラー作家、人気俳優、ロック・ミュージシャンも輩出してきました。
★シャーボーン・スクールは映画『イミテーション・ゲーム』で主人公の学校時代のロケ地となりました。コンピューターの父と呼ばれた主人公のアラン・チューリングはこの学校の卒業生で、ここは実際に学んでいた教室です。
創立から数百年経つという学校も珍しくなく、学内ツアーで見ることのできる古い教室やチャペルには歴史を伝える重厚感があります。ちなみに年に数度のみの一般公開が行われるハロウ・スクールのガイドツアーで見ることのできる教室には、詩人バイロンの名前が壁に刻んでありました。ここは『ハリー・ポッター』シリーズ1作目で撮影に使われた場所でもあります。
★ベネディクト・カンバーバッチの母校、ハロウ・スクールにあるフォース・フォーム・ルームと呼ばれる部屋。ここが『ハリー・ポッター』の撮影で使われました。
パブリック・スクールの校舎内に一般人が入ることはできませんが、街の名所になっていたりもします(イートン・カレッジはウィンザーをめぐる観光バスが学校の前を通ります)ので、外観や、独特の制服姿の生徒たちの姿を眺めたりしながらの街歩きも楽しいかもしれません。
また年間そんなに数多くはないですが、ハロウ・スクールのように一般の人でも参加できる校内ツアーがあったり、ミュージアムを見学できたりします。学生による演奏会を学内のホールや近隣のチャペルで聴く機会もあります。そんな体験をしてみたい、という人は、各学校のウェブサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
『美しき英国パブリック・スクール』は、11月30日発売です。
写真:トム宮川コールトン/荒木隆師
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英国のパブリックスクールの気になることが、たくさん詰まっていそうです。優秀な人材を多く輩出する環境ってどれだけ違うのか、ものすごく興味ありますもの。そして、石井さんの解説を読んでいたら、『アナザー・カントリー』をもう一度観てみたくなりました。
ブリ子
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